ダブルクラッチって今の車で必要?「巷では必要とか言われてるけど、実際どうなの?今の車はシンクロが強いからやらなくていいのでは・・。」そんな疑問に答えます。
実際のところ、ダブルクラッチをすることで車(のミッション)は確実に長持ちします。
今回は以下の内容を解説していきます。
☑ダブルクラッチってそもそも何?
☑ダブルクラッチをすると車(のミッション)が長持ちする理由
☑ダブルクラッチの方法
それでは見ていきましょう。
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ダブルクラッチってそもそも何?
まず初めに、ダブルクラッチはマニュアルミッション車で使用されるテクニックです。
エンジンの動力は
エンジン→カウンターギア(赤)
↓
アウトプットギア(緑)
↓
タイヤ
という順番に伝達されます。
シフトノブを動かし変速をすると、カウンターギアとアウトプットギアの組み合わせが変わり変速されます。
さて、ここからが問題点です。
例えば一定速度で動いている歯車に速度0の歯車を組み合わせようとするとどうなるでしょうか?
速度差が大きすぎてはじかれてしまうか、歯車自体が損傷してしまうでしょう。
そう、トランスミッションでも同じことが言えるのです。
変速をするとカウンターギアとアウトプットギアの速度差が発生するのでギアが入らないのです。
そこで、カウンターギアとアウトプットギアの速度差を同じにしてやるのです。
このテクニックがダブルクラッチと呼ばれています。
え?でも、俺の車は回転合わせ?みたいなことしなくてもギア入るよ!
そんな声が聞こえてきそうですね🤔
そう現代の車にはシンクロナイザーと呼ばれる装置が付いているのです。
この装置はカウンターギアとアウトプットギアの速度差を吸収するクラッチで、回転合わせをしなくてもギアを入れることができるのです。
ダブルクラッチをすると車(のミッション)が長持ちする理由
前述のダブルクラッチってそもそも何?を読んだ後だと
ほーら!やっぱりダブルクラッチなんてテクニックは必要ないじゃないか!
そんな声が聞こえてきそうですね🤔
そう、基本的に必要ありません。
ですが、ダブルクラッチをやらなくて済むようにつけられている装置、シンクロナイザーはクラッチなのです。
クラッチ?そう、クラッチならば消耗します。いつかは無くなります。
古い車はギアが入りにくかったり変速するたびにギア鳴りをしてしまったり・・・。
これはシンクロナイザーが消耗したがゆえに起こる現象なのです。
ダブルクラッチをすることでシンクロナイザーの仕事を助けてやることになりますから当然寿命が延びます。
したがって車(のミッション)も延びることになります。
ちなみに、シンクロナイザーの交換となるとミッションのフルオーバーホールということになり、修理費は数十万円ということになります。
ダブルクラッチの方法
ここまで来たらダブルクラッチをやりたくなりますよねぇ?😊
はい、なので方法を解説します。
やり方としては一見簡単です。
シフトダウンの場合は・・・
①クラッチ踏む
↓
②ニュートラルにする
↓
③クラッチ離す
↓
④アクセルをあおって回転合わせをする
↓
⑤クラッチを踏んでギアを入れる
このような方法からダブルクラッチといわれているんですね。
動画も用意しました☟
Nに入れてクラッチを離すとエンジンの動力はカウンターギアのみに伝わるので、カウンターギアの回転を調整することができます。
アウトプットギアの回転数にあったかなと思ったら素早くクラッチを切ってギアを入れて変速するのです。
※シフトアップの際は基本的にダブルクラッチをする必要はなく、カウンターギアとアウトプットギアの回転があったかなと思う瞬間にギアを入れてやればOKです。
やり方は簡単なのですが、車によってカウンターギアやエンジンの回転の落ち方が異なりますので、自分の車のタイミングをつかむことが重要です。
タイミングが完璧だとシフト時の抵抗が全くなくスッとギアが入ります。
気持ちいもんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
基本的には必要のないテクニックですが、古い車でギアの入りにくい車に有効なテクニックですし、車の寿命は確実に伸びます。
また、ダブルクラッチが決まると普通に気持ちいです😊
ぜひお試しあれ^^
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