旧型コペンとビートどっちがオススメ!?
軽自動車でオープンカー。
手ごろな価格帯の旧型コペンとビート。
どちらが運転が楽しいか、快適なのか、維持費が安いのか・・?
今回は、最適な一台を選ぶために4つのポイントに絞ってレポートます。
①車両のスペック比較
②運転の楽しさ
③維持費の安さ(故障のしにくさ)
④中古車相場
それでは本編スタート(‘ω’)ノ
コペンとビートのスペック比較
まず車両スペックの比較をしていきます。
旧型コペンとビートは生産されていた時期が異なります。
イメージ的にはビートの方が10年程度古く、旧規格の軽自動車なのでよりコンパクトになります。
それではさっそく比べていきましょう。
コペン | ビート | |
馬力[ps] | 64PS/6,000rpm | 64PS/8,100rpm |
ターボ | 有 | 無 |
トルク | 11.2kgf·m/3,200rpm | 6.1kgf·m/7,000rpm |
車重 | 800kg | 760kg |
駆動方式 | FF | MR |
実燃費 | 16km/L | 19Km/L |
コペンはターボのため、トルクがビートの倍程度有り、最大トルク発生回転数も低いです。
町乗りはもちろん、峠でも余裕を持った走りが可能です。
一方、ビートは、最大馬力はコペンと同じものの、発生トルクは半分以下。
しかも最大トルク発生回転数はめっちゃ回さないと出ません^^;
町乗りでも高回転を多用することになり、煩わしく疲れそうです。
しかし、町乗りでも車の最大性能を使いきれるというのがビートの魅力。
快適性はコペンが上ですが、街中のスピードレンジでも楽しいのはやっぱりビート。
コペンとビートのスタイル比較
コペンは登場からすでに15年ほど経っていますが、現代でも通じるかっこカワイイデザインです。
2本だしマフラーもかっこ良い。
ハードトップというのは防犯性にも優れていますし、トランスフォームが電動。
一方で、ビートですが、ちょっと古めかしさを感じてしまいます。
特にフロントのデザインは・・・うーん。古い!
ビートの場合は幌(ソフトトップ)です。
幌はナイフ等で簡単に切れてしまうので、防犯性は良くありません。
しかし、幌の方が車重が軽くできますし、ビートの幌は手動なので壊れる心配が無いですね。
コペンとビートのエンジンサウンド比較
これは圧倒的にビート。
ターボなしで8000回転まで回る高回転エンジンで官能的な音を奏でます。
また、力がなく高回転を多用する為、そのサウンドも良く楽しめます。
ビートはエンジンが運転席の後ろにありますから、そのサウンドも本当によく聞こえるんです。
運転がより楽しくなりますね!
一方で、コペンはターボカーなのでやっぱり曇った音になってしまいます。
でも良い面もあって、コペンは静か。
マッタリ走りたいひとや、ただ単にオープンを楽しみたいというのであれば、コペンの方が快適に走れそうです。
コペンとビートのハンドリング比較
こちらもビートに軍配が上がります。
ビートはミッドシップエンジン。
ハンドリングが軽く、エンジンも車体中央に配置されている為、コーナーリング時の車の動きも自然です。
一方コペンはと言うと、フロントエンジンフロントドライブ。
つまりエンジンが前に有り、前のタイヤを駆動するのですね。
一般的にFFはハンドリングがよろしくないとされています。。。
ですが、コペンはスポーツカーです。車重も軽いです。
ビートほどではないにしろ、スポーツカーならではのハンドリングを楽しむことができます。
コペンとビートの維持費の安さ(故障のしにくさ)
今回はコペン、ビートで金額に大きな違いが出る項目をまとめました。
コペンとビートのタイミングベルト交換
コペンの場合、タイミングチェーンの為、交換の必要はありません。
一方でビートの場合、タイミングベルトの為、交換が必要です。
また、力の無いエンジンで高回転を多用するため、7万キロくらいでの交換が推奨されているようです。
交換費用は7万円くらいです。
コペンとビートのルーフの故障
コペンの場合、ルーフの故障が一番怖いです。
一般的なトラブルはルーフ開閉時の力が弱まり車が自力でルーフを開閉できなくなります。
折角の電動オープンを見せびらかしたいのに、手動って^^;
修理は5~20万円です。
一方でビートですが、手動で幌を開閉するため、故障の確率はかなり低いです^^
ただし!幌の為、経年劣化による雨漏りや静粛性に劣ります。
コペンとビートのエアコンの故障
どちらも故障のリスクがあるのですが、、コペンに比べビートは生産から10年以上年数が足されます。
また、高回転を多用するということで、コンプレッサーにも負担がかかります。
まとめると、
◆コペンは車齢が古いのでビートよりかはマシだがエアコンが弱いか聞かなくなっている可能性が高い
◆ビートのエアコンが効くのは稀。完璧な状態であったとしても走行している最中しか冷たい風は出ない(ビートオーナー談)
コペンとビートの中古車相場
コペン | ビート | |
最安値 | 20万円 | 17.8万円 |
最高値 | 198万円 | 198万円 |
平均価格 | 67.5万円 | 62万円 |
2019年8月 カーセンサー調べ
中古車相場は一見するとどちらもあまり変わりありません。
ですが、全体としてはビートの方が安い車両が多い印象です。
例えば40万円までの車両が コペンは 2台に対し、ビートの場合は7台存在しています。
まとめ
①~④の項目を以下にまとめてみました。
コペン | ビート | |
車両スペック | ◎ | △ |
運転の楽しさ | 〇 | ◎ |
維持費の安さ(故障のしにくさ) | 〇 | △ |
中古車相場 | 〇 | ◎ |
総合点 | 9 | 8 |
◎:3点 〇:2点 △:1点
コペンがわずかに勝利しました。
安い価格帯の車両価格の差は10万円ほど。
古いビートを買い、修理費をかけるよりも年式が新しいコペンを買った方がトータルコストは安くなるでしょう。
オープンカーに乗ってみたい!という方ならコペンをお勧めします。
一方で純粋に運転を楽しみたい!ということであれば、ビートをお勧めします。
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