スパークプラグはエンジンの重要部品!
スパークプラグが劣化すると燃費が悪化するだけでなく、うまく火花が飛ばなくなり、失火の原因となり、エンジン不調の原因となったりもします。
でも、劣化具合が分からない。。
今回はスパークプラグの劣化具合の確かめ方を解説します。
スポンサーリンクそもそもスパークプラグって?
まず、エンジンが動力を生み出す簡単な説明をします。
エンジンには燃焼室と呼ばれるところがあり、そこにガソリンと空気を押し込んでスパークプラグによって火花を散らすことで爆発を起こします。
爆発によって燃焼室の床部分にあたるピストンが押し下げれ動力となります。
つまり、スパークプラグは常に爆発に曝されており、非常に厳しい環境にさらされています。
しかもスパークプラグが無ければ爆発も起きず、エンジンは動力を得られません。
いかに重要な部品かわかるかと思います。
早速プラグを点検してみよう!
プラグまでのアクセス方法は車種によって様々ですが、今回は私の愛車HA24S型のアルトを例に点検します。点検時間は20分ほどでしょうか。
まずはボンネットを開けます。大きなエアクリーナーボックスが鎮座しているので、黄丸部のフックを取り外し、赤丸部の配管を取り外します。
これで大きなエアクリボックスが外れてエンジンとご対面!
イグニッションコイル(スパークプラグに電気を供給)を外します。黄丸部のボルトを外します。3番ピストンは赤丸部のコネクタを外さないと、イグニッションコイルが抜けませんでした。
ようやく外れました!ここにプラグレンチを突っ込んで、プラグを取り外していきます。赤矢印で書きましたが、左回しに回します!
で、ようやく取り出したプラグがこれ。
新品と見比べればわかるのですが、電極(とがってるところ)とウケ(傘)との隙間が相当広がっています。また、白くすすけており、カーボンが蓄積しており完全に要交換です(笑)。※プラグの見方はもっと下をみてね!
今回は変えのプラグを用意していなかったので、そのまま戻します。
戻し方はバラした時と逆をやればいいのですが、一つ注意点があります。
プラグを再利用するときは指でくるくる回していき、回らなくなったところでプラグレンチで30度増し締めするようにしてください。
やりすぎは禁物です!
プラグの状態を見てみよう!
電極が消耗すると火花が飛びにくくなったり、発火部に燃えカスがたまり、異常燃焼が起こり、電極溶解などのトラブルが起きますので、点検を怠らないようにしましょう!
正常な状態
こんな状態ならベスト!
くすぶり(要交換)
燃料が全体的に濃い状態です。付着したカーボン(燃えカス)を伝わって電気がリークし、失火を起こす可能性があります。始動性が悪くなります。
電極消耗(要交換)
発火を繰り返すと、電極部の角が取れて丸みを帯びてきて火花が飛びにくくなります。エンジン始動性や、燃費が悪くなります。
デポジット(要交換)
プラグに付着したカーボン(燃えカス)が加熱され、異常燃焼を起こした状態です。放置すると、電極の溶解を招き、エンジンが始動できなくなる可能性があります。
まとめ
私のアルトはデポジットと電極消耗が見られた状態です。おそらく、8万キロ以上、無交換だったのでしょう。
ですが、燃費は23km/L以上はコンスタントに出ているのですごいです(笑)。
ただ、このまま放置すると車両故障の可能性があるので早めに交換したいと思います。
では、また!
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