MT車の坂道発進がうまくできない!
半クラの維持とかどうすれば良いの?
ちなみに、サイドブレーキなしで坂道発進するにはどうすれば良い?
とにかく、坂道発進のやり方、コツを知りたい。
このような疑問に答えます。
本記事ではMT車の坂道発進のやり方を解説します。
特に半クラッチの維持方法、サイドブレーキなしで坂道発進する方法を解説します。
★記事の信頼性
私は車が好きで、MT車に乗り続けて早12年以上。5台のMT車を乗り継いできました。
もちろん、坂道発進の回数は多すぎて数えられません。
12年間で得た経験値を基にこの記事を書いています。
それでは見ていきましょう(‘ω’)ノ
スポンサーリンクMT車で坂道発進!まずはサイドブレーキありで半クラ維持
MT車での坂道発進の手順とコツを順番に解説していきます。
まずはサイドブレーキありで半クラを維持しながら坂道発進する教習所で習うやり方です。
坂道発進の手順は下記のような感じ。
Step.0 坂道でブレーキを踏んだ状態で停車中
Step.1 ブレーキを踏んだ状態でサイドブレーキをしっかりと掛ける
Step.2 クラッチを踏み込みギアを1速に入れる
Step.3 ブレーキを慎重に離し、アクセルを踏みエンジン回転を少し上げた状態を維持する
Step.4 クラッチを戻し始め、エンジン回転が落ち始める位置で半クラッチを維持する
Step.5 サイドブレーキをゆっくり解除し発進
といった感じです。
実際にはこの動作を2~3秒の程度の間に行います。
それでは具体的に解説していきます。
MT車で坂道発進!Step1:サイドブレーキをしっかりと掛ける
それでは、ブレーキを踏んで坂道(上り坂)で停車している状態から解説スタートです。
サイドブレーキをしっかりと掛けます。
急な坂道な場合はサイドブレーキを相当強く掛けないと車が重力に負けるので注意!
MT車で坂道発進!Step2:クラッチを踏み込みギアを1速に入れる
ブレーキを踏んだままクラッチを踏み込みギアを1速に入れます。
MT車で坂道発進!Step3:アクセルを踏み込み回転数を上げた状態を維持
ブレーキからアクセルに踏み変え※、アクセルを踏み込みます。
※慎重にブレーキを離して、サイドブレーキによって停車状態が維持される確認します
平地の発進時よりも多少回転数を多めにします。
回転計がついていれば+1000回転くらいを目安にすると良いです。
MT車で坂道発進!Step4:クラッチを戻して半クラッチを維持する
半クラッチを行います。
※半クラッチについてはこの記事で解説しています↓
回転計がついていればエンジン回転数が下がり始めたところが半クラッチを維持。
エンジン回転を3000くらいに上げていれば、2500くらいで維持です。
コツというか裏ワザ💡
半クラの維持って動力微妙なつながり具合が必要で、初心者だと特に失敗のリスク高い。
そこで対策として、ポンピングアクセルがオススメ。
アクセルを一定に踏むのではなく、ポンポンポンとアクセルを小刻みに踏む方法です。
回転が落ちすぎれば深めにポンポン、回転が高すぎれば浅めにポンポン。
アクセルを一定に踏むよりもポンポン踏んだ方がエンジン回転を維持しやすいです。
MT車で坂道発進!Step5:サイドブレーキをゆっくり解除し発進
半クラッチ状態を維持しつつ、サイドブレーキをゆっくりと解除していきます。
そのまま車が前進し始めれば、平地での発進時と同じく、アクセルを踏みつつクラッチをつなぎます。
車が後退してしまった場合は、アクセルを踏み増ししましょう。
車が大きく後退してしまった場合は、半クラッチ不足です。
エンストしない範囲でもう少々強めの半クラッチ(クラッチペダルを上げる方向)にします。
ちょっとしたアドヴァイス💡
半クラを強めて後退を食い止めようとすると、エンストの原因になります。
なのでここでもポンピングアクセルがオススメ。
もっと出力が欲しいなら、深めにポンポン、回転上がりすぎなら浅めにポンポン。
これで発進完了です。
発進時のクラッチ操作はこちらで解説↓
MT車で坂道発進!コツをつかんだら、サイドブレーキを使わなくてOK!
MT車でコツをつかんだらサイドブレーキを使わなくてOKです。
理由は簡単。
ブレーキから半クラ移行までのわずかな間にブレーキを離しても、車はほぼ後退しないからです。
平地での発進を想像してみてください。
その際、ブレーキ→半クラまでの時間はどれくらいあるでしょうか。
実際、0.5秒くらいです。
坂道で0.5秒程度ブレーキを離したところで、車はほぼ後退しません。
坂道発進では多少アクセルの踏み増しが必要になるものの、動作的には平地での発進と変わらないんです。
つまり、サイドブレーキを使う必要が無いんです。
ただし、サイドブレーキを使った方がよい場合もあります(ごくまれですが)。
それは以下のような場合。
◆超急勾配
◆後続の車との車間距離が近い場合
などです。
急勾配の重力は凄まじく、車をあっという間に下へ下へ引っ張ります。
また、後続車がぴったりと後ろについてしまった場合など、後退が許されない場合は、サイドブレーキを使いましょう。
安全第一、事故はNGです。
まとめ:MT車 サイドブレーキなしで坂道発進。半クラ維持の方法など!
最後にまとめます。
MT車で坂道発進の手順は以下のような感じ。
Step.1 ブレーキを踏んだ状態でサイドブレーキをしっかりと掛ける
Step.2 クラッチを踏み込みギアを1速に入れる
Step.3 ブレーキを慎重に離し、アクセルを踏みエンジン回転を少し上げた状態を維持する
Step.4 クラッチを戻し始め、エンジン回転が落ち始める位置で半クラッチを維持する
Step.5 サイドブレーキをゆっくり解除し発進
サイドブレーキの使用の有無については、コツをつかんだら使わなくてもOK。
理由は坂道発進の動作を一瞬で行えるようになるので、ブレーキを離すのは一瞬。
つまり、サイドブレーキを使わなくても車はほぼ後退しないからです。
以上、読んでいただき、ありがとうございました_(._.)_
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