KB1レジェンドを納車して2週間程度立ち、400キロ以上走ったのである程度どのような走りをするのかわかったので俺的インプレッションをしたいと思います。
特に良いなと思ったのは飛ばしたいとき、町乗りで高級車らしく走りたいときの使い分けがノーマル状態でもできるという所、そしてホンダらしさを感じられた所です。
スポンサーリンク
町乗り
第一印象は低速トルクが足りてないです。
同世代のセルシオやシーマと同じような加速をしたいとなれば、彼らは2000回転程度で収まりそうな加速でもレジェンドは3000回転以上回すことになりそうです(排気量がもともと800cc程度違いますが・・)。
ただ、何の抵抗もなくスムーズに3000回転まで到達可能なのでストレス無く加速できます。
回せばパワーが出るというホンダスピリットがここでも感じられてうれしく思いました(笑)。
更に、意外と低音が車内に入ってきて発進時のグウゥンという音はいいものですね。
高速道路
これは非常に感動しました。
特に中高速コーナーリング。
私は運転大好きではありますが、今までのクルマではタイヤが滑る感覚とかしっかり食いついている感覚とかいまいちよくわからなかったんです。
ですが、このレジェンドKB1にはSH-AWDという4WDシステムが搭載されています(後程説明しますが・・)。
このシステムのおかげでコーナーはオンザレール感が鈍感な私でも感じられることができました。
中速コーナーを100km/h程度で駆け抜けても車が食いついて安定感がすごいです。
直進安定性は・・・今までのFR車やFF車と大差ないと感じました。
この車一番の目玉それは・・・SH-AWD!!
この車を買った最大の動機がSH-AWDというホンダ独自の4WDシステムです。
SHとはスーパーハンドリングの頭文字をとっており、文字通りハンドリングに特化している4WDシステムなのです。
しかもこのシステムは日産GT-Rのアテーサを開発したと技術者と耳にしたことがあります。
このシステムはコーナーリング時に真価を発揮し、Gセンサーやハンドルの切れ角を瞬時に計算し4輪のトルク配分を変更し車が曲がろうとする方向に4輪すべてで曲げていきます。
例えば、左コーナーだとすれば、後輪のトルク配分を増やし、後輪右に最もトルクを与えます。
すると車は前輪の2輪だけでなく後輪も曲がる方向へアシストし、オンザレールな動力性能を確保しています。
↑これがSH-AWDシステムのトルク配分を示すマルチインフォメーションディスプレイ。
こういう目で見える仕掛けがあるとドライブも楽しくなります。
オートマミッション
この車は最近はやりのDCTなどというものは搭載されておらず、普通のトルコン式のオートマです。
レジェンドはそこそこ変速スピードも速く楽しいです。
トルコン特有の変速時の滑り感が少ないです。
ただ、5速になかなか入らないです。70km/hになってようやく入ります。
MTモードもあるので自分でシフトアップしてしまうのも手ですが。
ちなみにMTモードは固定式です。
つまり、3速にしていたら自動でシフトアップもシフトダウンもしません(速度が低下してきたら自動で変速しますが)。
これが楽しい!
クラウンやセルシオにもMTモードはついていますが4速に指定したら1~4速の間で変速するという制御になるので、ちょっと面白みに欠けるんですよね。
あと気になった点はトルコンの仕様上仕方ないかもしれませんが、加速時にすぐにロックアップが切れることです。
加速のダイレクト感が無いなと感じます。
燃費
都心部→6km/l
高速道路→10km/l
郊外→8km/l
といったところです。
最新の高級車に比べると燃費は悪いですね。
アイドリングストップはもちろんついていませんし。
以前に乗っていたV10エンジンのM6よりはもちろん良いですが、2.5km/l程度よくなったかなという感じです。
スポンサーリンク
コメント